☆ はじめに
私達は、森林と木を守り育むレディースネットワークです。北海道から沖縄まで約500人います。都道府県庁で、山や木に関する専門的な仕事をしています。

☆ 私達は森林のキャリアガールです
私達は森林のキャリアガール全国各地の都道府県庁で、森林を守る仕事をしています。男性社会の林業の世界では、女性はめずらしい存在ですが、最近、森林の仕事を目指す女性が増えてきています。そのことを証明するかのように、10年前までは、あまり見かけたことがなかった女子学生が、森林関係の学科があるキャンパスを闊歩する姿も、ごくあたりまえの光景となりました。森林をめざす女性達が、着実に育っています。

☆林業をとりまく世界
しかし、私達女性が目指す森林や林業の世界は、今、大変な時代を迎えています。高度経済成長期、貴重な働き手として若者は都会へと向かい、いつのまにか山村は過疎化と高齢化という問題を抱えるようになりました。そして、産業間の格差が広がるなかでのバブル崩壊、その後遺症の中で、林業の収益性は益々悪化しています。このような時に、戦後、木材不足の時に一生懸命植えられたスギやヒノキの森林は成長し、手入れの時期を迎えることになりました。当然のこととして、手つかずの状態で放置された森林が、あちらこちらで見られるようになりました。森林や森林を育んできた山村は、暗いトンネルの中に入ってしまったかのようです。このままでは、森林が今まで与え続けてくれた素晴らしいもの、美しい水、空気、緑あふれた豊かな自然を、私達は、永久に失うことになるかもしれません。
☆豊かな森林づくりのためのLN21の誕生
このような中、「森林や林業や山村に新風を吹き込もう!」を合い言葉に、森林で働く女性達が中心となり、1993年、豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21が産声を上げました。「山が好き」「自然が好き」「環境を守りたい」そんな森林の仕事をめざした素朴な動機を足がかりに、全国各地の自治体で林業技術者として働く500人の女性達を核に、年1回の女性森林フォーラムの開催、森林の市(林野庁主催)や林業関係のイベントへの参加協力、山村女性の実態調査 etc女性ならではのユニークな活動を続けています。
機能的でカッコイイ「山の仕事着」の開発、製品化にも挑戦しました。全国各地に張り巡らされたネットワークを生かして集められた森林の素材がイッパイつまった「森のふれあい玉手箱」を送りあう「森林教室開催サポート事業」も行っています。私達の夢は私達の存在は、今の林業や山村が抱える問題、森林がおかれている状況の深刻さの前では、ほんとうにちっぽけでささやかなものにすぎないかもしれません。しかし、解決の糸口を見つけるために、女性の森林への想いを原動力に、出来ることからはじめていきたいと思います。いつか私達の取り組みが実を結び、私達のネットワークが枝葉を広げ、大きな森林応援団の樹になることを夢見ながら