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レディースネットワーク・21 H18調査研究報告
『木質ペレットストーブ普及を生かした山村地域活性化調査報告書』
第1部 調査研究報告
1 全国調査
「木質ペレットストーブを家庭に!」を合い言葉に,「30都道府県のLN連絡員」および「15都道府県の木質ペレットストーブ利用者」へアンケート調査を行いました。
異なる都道府県のさまざまな意見を聞くことにより「ストーブの普及状況」や「購入した人はどのような点を重視しているのか?」等の傾向をつかむことができました。
(1) 調査方法
下記の2つに分けて木質ペレットストーブの普及状況について調べました。
A.各都道府県に存在するLN連絡員(30都道府県)に対してのアンケート調査
(調査内容)
@ ストーブの普及状況
A 普及が進まない理由
B 普及を推進するためのアイデア
B.LN連絡員が都道府県内のストーブ利用者(15都道府県)へのアンケート調査
(調査内容)
@ ストーブ使用のきっかけ
A 使用上の良い点
B 使用上の問題点
C これからストーブを購入を検討する人へのアドバイス
(2) 調査結果
A.LN連絡員に対してのアンケート調査
@ ストーブの普及状況
アンケートを実施した30都道府県の内、「普及されている」と回答があった都道府県は15都道府県でした。ペレットストーブの導入は環境問題への意識の高まりを背景にここ2〜3年新聞やテレビなどで耳にするようになりましたが、こうした追い風を受け、まだまだ普及の余地はあると思われます。一般家庭への「普及」という面から見ると、NPO法人などの環境教育活動が実を結び購入に至る事も分かりました。
A 普及が進まない理由
普及が進まない地域からは「情報が少ないためにペレット等の入手方法がわからない」といった声が聞かれました。「また初期投資が高いため、購入に抵抗がある」という声も聞かれることから、行政等が中心となって積極的にPR活動を行い、購入時の公的補助も普及の上では1つのきっかけづくりとなりうるようです。
B 普及を推進するためのアイデア
下記のようなアイデアがだされました。
○ペレット販売店のマップ作り
○イベント等で消費者が「ストーブ」とふれあう機会を増やすこと
○ハウスメーカーや工務店さんとのタイアップ
○ペレットや「ストーブ」の安価供給
○予備ペレットのストックスペースを小型化する
○「ストーブ」の公的支援
○ガソリン税の逆発想で、環境負荷を押さえた貢献度を“地域通貨”として支給する
B.連絡員が都道府県内の「ストーブ」利用者に対してアンケート調査
15都道府県(北海道・秋田県・岩手県・山形県・埼玉県・東京都・山梨県・石川県・岐阜県・兵庫県・鳥取県・岡山県・島根県・広島県・愛媛県)のストーブ利用者の方にアンケート調査を行いました。
@ ストーブ使用のきっかけ
環境問題への意識の高まりがストーブ購入のきっかけとなる場合が多いようです。その他、灯油等の値上がりを受けてペレットストーブに替えたり、新築・リフォームの際に合わせて購入したという意見も多くありました。
A 使用上の良い点
ペレットストーブを購入された方の多くが、ストーブ購入することで「資源の有効活用」「環境への配慮」が実践できる点を長所としてあげています。「ペレットストーブを導入したきっかけ」と大変似た結果であり、NPO法人等の環境教育の取り組みが実を結び「環境問題への意識の高まり」がペレットストーブ普及に大きく反映されていることが分かりました。最近は、学校教育の一環の中にペレットストーブの活用を取り入れる地域もあります。

B 使用上の問題点
ペレットストーブ利用上の問題点としては,燃料であるペレットの貯蔵スペースを問題視する声が多く聞かれました。実際、ペレットは貯蔵時に石油の3倍の容積が必要といわれており,都市部で普及を進める為には「ペレットの貯蔵方法」を考える必要があります。また,燃料であるペレットは25円/kg〜60円/kg前後と地域によってバラつきがありますが,灯油80円/g前後の場合ペレット50円/kg程度でも燃料費自体さほど変わらないという声が聞かれています。

C これからストーブ購入を検討する人へのアドバイス
「設置場所・ペレット保管場所を考えて購入した方が良い」という声が多く聞かれました。ストーブの機種によっては、1台で60畳近くの暖房機能をもつものもある為、そうした暖房機能を生かすためには家の構造や設置場所が重要になります。また,「暖房機能」「炎の視覚的なぬくもり」「燃料費」の内、重要視する機能によってもストーブの機種が異なるため「ストーブに何を求めるのか考えてから機種を選ぶと良い」といったアドバイス、またメンテナンス面を重要視して「販売代理店が近くにあるメーカーを選んだ方が良い」といった声も聞かれました。
(3) 考察
「デザイン重視・小型化されたストーブを作って欲しい」という声が多くあったことから、今後も消費者のニーズにあったストーブのデザインなどが確立されていくことと思います。最近は、国内のストーブメーカーも増えてきており、排気口の工事で設置可能なストーブも開発されるようになりました。技術的な向上がなされる上で、行政が技術開発・PR活動さまざまな面でサポートしていくのが理想です。「環境に良いから」に加え「機能・デザインも良いから」という声が沢山聞かれるように普及を進めていきたいと思います。
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