LN21自主研修企画
ポートフォリオ研修会 報告書 〜なぜポートフォリオ研修なのか?

私たちは、仕事やボランティアなどで森林教育を行う機会が多くある立場にいます。しかし、実際に教室を開催するうちに、果たして、森林や林業の大切さを伝えるだけでいいのだろうか?また、子どもたちの成長を確かめたい。などの欲が出てきました。そこで、現在教育界で話題になっているポートフォリオを学び、その手法を森林教育に取り入れられないかと思い、この研修を企画しました。

研修概要
 開催日    平成13年8月11日(土)〜8月12日(日)
 開催場所   東京都 南青山会館
 参加者    北海道から宮崎県までの有志会員18名
 講 師    横浜国立大付属中学校教諭 川口信雄先生 
かわぐち のぶお せんせい
教育現場でのポートフォリオの実践に積極的に取り組んでいらっしゃる社会科の先生。
先生のポートフォリオは、総合的な学習での活用だけにとどまらず、各教科へのテーマ・ポートフォリオの導入や面接の時に絶対役に立つパーソナル・ポートフォリオづくり、さらには保護者のポートフォリオづくりによる周囲への理解獲得など、活動はどんどん発展されています。
詳しくは http://www.yokochu.edhs.ynu.ac.jp へどうぞ
T ポートフォリオの概要を学ぶため、鈴木先生のビデオ鑑賞
 = ポートフォリオの意味するところ =
 ポートフォリオとは直訳では「紙ばさみ」
 ポートフォリオとは「バラバラのものを一元化するもの」というイメージ
 ポートフォリオとは「あちこちにちらばっているモノや情報をひとつにファイルしたもの」

U 川口先生による講義
1 総合的学習では何を学ぶのか? 
これまでの学習は「教師が考えた目標に向かって教師が導くもの」で、その評価(通知表)は、「学びの結果からマイナス点を探し出して数えた」ものでした。
一方総合的学習は、
生徒自身による目標設定・自分自身での成長の評価 ● 問題を解決する力を学ぶ
生徒自らが学ぶ方法を身につける ● 学び方を学ぶ
● 生き方を学ぶ
総合的な学習を導入することで教科に費やす時間は確実に減りますが、生徒自身が『豊かな学び』を体験することは、必ず教科への学習へ反映されることでしょう。

2 なぜポートフォリオか?
総合的学習が導入される教育界では今、ポートフォリオが注目されています。ポートフォリオを活用すると、自分で気がついたこと、発見したことをまとめることで自分の成長を自分自身で評価することができます。そこにはその子の「成長前」と「成長後」がハッキリとあらわれるのです。また、プレゼンテーションによって友達から評価を受けることもでき、そこから客観的に「学びの度合い」を測ることもできます。さらに、問題解決力やコミュニケーション力なども必要になるため、単に知識の詰め込みだけだったこれまでの学びにくらべ、さまざまな能力を身につけることができます。

※ ポートフォリオは「こうでなければならない」といった固定的な形式はありません。
         → 学ぶ側の自由な意志で選択したどんな課題でも取り入れることが可能


V 実践ポートフォリオ
各自宿題で準備してきた資料を元ポートフォリオとしてお互いに報告しあい、2チームに分かれそこからブレーンストーミング的にキーワードをひろいました。そこからは「言葉つなぎ」の要領で、単なるキーワードを仲間分け・階層分けによってそれぞれの言葉を位置付けをすることで「凝縮ポートフォリオ・イメージマップ」を作成しプレゼンテーションをしました。
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